『終わりのクロニクル』のリライト版『終わりのクロニクル オリジン』がカクヨムネクストにて連載スタート
電撃文庫刊『終わりのクロニクル』のリライト版となる『終わりのクロニクル オリジン』が、サブスクリプション読書サービス「カクヨムネクスト」にて連載開始となった。本作は祖父の遺言により、10個の異世界との戦後交渉を任された佐山・御言が、様々な難局に頭脳と機転で立ち向かう交渉戦略ファンタジー。連載がスタートした『終わりのクロニクル オリジン』は、本作をアイコントーク形式で全面リライトしたものとなり、あわせてキャラクターデザインもさとやす氏によるリデザインが行われている。
【あらすじ】 かつて世界は、平行して存在する10個の異世界と戦闘を繰り広げていた。概念戦争と呼ばれるその戦争に勝利してから60年。全てが隠蔽され、一般の人々に知られることなく時が過ぎた現在……。高校生の佐山御言は祖父の死後、突然巨大企業IAIより呼び出しを受ける。そして、この世界がマイナス概念の加速により滅びの方向へ進みつつあること。それを防ぐには、各異世界の生き残り達と交渉し、彼らが持つ10個の概念を解放しなければならないことを伝えられる。かくして、佐山は多くの遺恨を残した概念戦争の戦後処理として、最後の闘いに巻き込まれていくが……。 |
著者:川上稔氏よりコメント
「終わりのクロニクルのリライト版を書いてみませんか」と前担当さんに言われたのが八年ほど前になります。それをするとしたら、どういうものにするべきだろうかと、焦りは禁物としていろいろ考えました。何しろスゲー大事なタイトルなので。クロニクルは、書き始めた当時、自分の中ではデカいタイトルである一方、都市シリーズを経ていたため、何とか形に出来るだろうという期待と恐れみたいなものがありました。そして、これを超えたからこそ後のホライゾンなどを“書ける”ようになっていきます。だとすれば、ホライゾンなどを経てきた“今の自分”として書くべきかな、とか。当時の設定資料や第一稿を引っ張りだしたり、これをするには実力が足りないとしてオミットしていた部分、見落としの箇所、時代的に資料が甘い処などを見直し、また、デザイン類も企画書をベースとし、さとやすと固めてみました。いろいろな意味で“今”の皆さんの前に、これを置いてみようと思います。一丁、宜しく御願い致します……!
また、本作の連載開始を記念して応援キャンペーンを実施。カクヨムネクストにて『終わりのクロニクル オリジン』をフォロー、または応援コメントを投稿すると、抽選で図書カードネットギフトが当たるほか、おすすめレビューを投稿した方には抽選で特製図書カードや川上稔氏直筆サイン入りの特製図書カードをプレゼントする。さらにカクヨムネクスト公式SNSでもキャンペーンが開催されているのであわせて確認してもらいたい。
『終わりのクロニクル』は、電撃文庫より全14巻で発売中。
©川上稔2025 イラスト/さとやす(TENKY)
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