【レポート】第18回GA文庫大賞授賞式&受賞パーティーの模様をお届け 「出版業界へようこそ」と志馬なにがし氏も歓迎

2026年5月8日(金)、東京都内某所にて、第18回GA文庫大賞の授賞式&受賞パーティーが開催された。会場には歴代の受賞作家をはじめ、GA文庫やGAノベルで執筆する作家陣、さらにコミカライズを担当する漫画家ら約150名が出席。あちこちで交流の輪が広がり、大きな賑わいをみせた。

 

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

 

第18回GA文庫大賞では前期765作品、後期765作品、通期で1,530作品の応募があった。そしてこのたび、文芸部門《金賞》に1作品、《銀賞》に3作品の計4作品が受賞を果たした。新たに「コミック部門」や「文芸部門」が設けられた今回の選考について、GA文庫の編集長・三浦氏は「今まで以上に多彩な作品が集まった」と評した。

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

 

受賞パーティーでは受賞者が登壇。そして多くの関係者に見守られる中、受賞への感謝と今後の意気込みを語った。『探偵簒奪‐コドクの推理‐』にて文芸部門《金賞》を受賞した紺郷席春氏(受賞時のペンネームは麟火遺跡)は、「あれは3月の中旬から下旬頃のことでした」と語り部のような口調で、受賞連絡を受けた際のエピソードを披露。独特な言い回しで会場内の空気を掴むと、担当編集からの第一声が予想外かつ衝撃的なとある一言だったと明かし、会場を大いに沸かせた。本作は2026年秋に創刊されるエンタメ文芸レーベル「SB文庫」より刊行されることが決定しており、「史上初の文芸部門受賞という甘美な響きに乗せられた」という同氏は、「未来の作家たちの道しるべになる栄誉にあずかった以上、ファーストペンギンとして赤色の大海原に思い切り飛び込んでみようと思う」と力強く意気込みを語った。

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

 

『コミュ障陰キャ剣聖(改題後は『コミュ症陰キャ剣聖に、英雄なんて荷が重い』)』にて《銀賞》を受賞した伊多良天狗氏は、「紺郷先生が場を盛り上げて温めてくれたので、私のところで冷やしていく」と会場の笑いを誘いながら、《大賞》以上のクオリティを目指して改稿作業に取り組んだと語った。《銀賞》受賞という結果に対しては「力不足をひしひしと感じるところ」と自らの現在地を真摯に受け止めつつ、「今後もハイパーつよつよラノベ作家になれるように邁進していこうと思います」と宣言した。

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

 

『ツンデレ絶滅時代の学園』にて《銀賞》を受賞した佐々和丈晴氏は、「銀賞が3作品並んでいるものの、自分が一番下のスタートだと思っています」と謙虚な姿勢を見せ、「自分一人で上に登っていくのではなく、GA文庫に携わるすべての皆さんを下から押し上げるつもりでやっていく」と、新人らしい活気ある言葉で決意を表明した。

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

 

『暁のエクソシスト(改題後は『そしてエクソシストは甦る』)』にて《銀賞》を受賞した橋本秋葉氏は、「小説は15年ほど書いていて、一次選考にすら残らないところから最終選考に残るようになり、今回新しい道の入り口に立つことができました」とこれまでの歩みを振り返り、「まずはGA文庫大賞の名に恥じぬように、作品を仕上げて世に送り出したい」と今後の意気込みを語った。

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

 

そして壇上にはGA文庫の編集長・三浦氏が登壇し、今回の結果をあらためて振り返った。第18回から新しい部門を設けたことについて、「新設した文芸部門で金賞を出すことができたのは本当に良かった」とコメントし、「進化したGA文庫大賞作品を体現してくれるような作品になってほしい」と期待を寄せた。一方で、「編集部として《大賞》のハードルは非常に高く設定していて、最終選考会でも苦しんで考え抜いてきた」と第18回での《大賞》選出が見送られたことについても触れ、「近い将来、必ず《大賞》を出したい」と編集部としての意向も示した。

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

 

続いての作家代表挨拶では、第18回GA文庫大賞の特別審査員を務めた作家3名を代表し、第11回GA文庫大賞《大賞》受賞作家である佐藤真登氏が登壇した。佐藤氏は「審査員の中から壇上挨拶は一人とのことで、大森先生と小林先生と激しいじゃんけんを繰り広げた」と明かし、場の空気を和らげた。そして「正直昨今のラノベ業界の事情は作家にとってあまり優しくはありません」と前置きしながらも、「夢と希望はしっかり残っていますので、ぜひチャンスを自分の作品で掴んでやるんだという意気込みで、GA文庫を盛り上げていってください」と受賞者たちに熱いエールを送った。

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

 

最後に第15回GA文庫大賞《大賞》受賞作家で、『透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。』のTVアニメの放送を控える志馬なにがし氏も登壇。「おめでとうございます」という言葉とその裏にある感情について触れ、「もしこの場にいて喜び以外の感情があるのであれば、それこそが作家として書き続けていく中で必要なもの」と評し、「出版業界へようこそ」と新人作家たちを歓迎した。乾杯の音頭を取ると、会場のあちこちから拍手とグラスを重ねる音が響き渡った。

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

 

歓談タイムではくじ引き抽選会も実施され、当選者が発表されるたびに大きな盛り上がりをみせていた。そして受賞者の面々は、担当編集と共に多くの作家のもとへ足を運び、名刺交換をしながら様々なアドバイスを受けていた。積極的に交流を図り、新たな関係を築こうとする受賞者たちの姿を見て、多くの出席者が彼らの作家としての飛躍を願ったはずである。作家として新たなスタートを切る4人の活躍に、今後も注目していきたい。第18回GA文庫大賞受賞作は、2026年7月より順次刊行が予定されている。

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

第18回GA文庫大賞授賞式

 

 

kiji

[関連サイト]

第18回GA文庫大賞受賞作特設サイト

GA文庫大賞特設サイト

GA文庫公式サイト

 

※このページにはアフィリエイトリンクが使用されています
NO IMAGE
コミュ症陰キャ剣聖に、英雄なんて荷が重い (GA文庫)
NO IMAGE
そしてエクソシストは甦る (GA文庫)

ランキング

ラノベユーザーレビュー

お知らせ