入手困難な名作の重版・復刊企画「芳林堂書店と、10冊」にて『紫色のクオリア』の復刊が決定 うえお久光氏書き下ろしのスピンオフ短篇小冊子同梱版も

電撃文庫刊『紫色のクオリア』の紙書籍での復刊が決定した。本作は自分以外の人間が“ロボット”に見えるという紫色の瞳を持った少女と、彼女の同級生である主人公によって紡がれるタイムリープSF。このたびの復刊は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉・芳林堂書店と出版社、著者の協力で重版・復刊する企画「芳林堂書店と、10冊」の第2シーズン第7弾として実施される。

 

 

紫色のクオリア

 

 

【あらすじ】

自分以外の人間が“ロボット”に見えるという紫色の瞳を持った中学生・毬井ゆかり。クラスでは天然系(?)少女としてマスコット的扱いを受けるゆかりだが、しかし彼女の周囲では、確かに奇妙な出来事が起こっている…ような?

 

 

また復刊にあたり、著者のうえお久光氏書き下ろしスピンオフ短篇が収録された、有償特典小冊子同梱版の発売も決定。表紙も綱島志朗氏の新規描き下ろしイラストとなっており、ファンなら持っておきたい一冊となる。さらに、うえお久光さんのサイン本の先着販売も行われる。書籍については2025年7月10日(木)まで「書泉オンライン」、または芳林堂書店高田馬場店、書泉グランデ、書泉ブックタワーにて予約受付が行われる。

 

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電撃文庫 担当編集・小原氏よりコメント

「SFとは謳わないでください」『紫色のクオリア』発売当時に、うえお久光さんから強く念押しされたのを今でも憶えている。「読者を驚かせたい」という理由で、物語の結末を編集にすら教えてくれない――そんな彼らしい理由だと当時は受け止めたが、そうではなかった。恥ずかしがり屋で、自己肯定感が低くて、だけど新作のネタと生存報告は律儀にメールしてくれる“言葉の求道者”。SFライトノベルの金字塔として、本書が復刊を求められる今、そろそろ“宇宙の旅”から帰ってきてもいいんじゃない?


企画立案者 芳林堂書店高田馬場店 山本氏よりコメント

電撃文庫『紫色のクオリア』を紙の書籍で復刊して頂きます。有償特典冊子には、うえお久光さんがスピンオフ短篇を書いてくださいます。それをお読みいただいた綱島志朗さんが、表紙を描き下ろしてくださる予定です。書店担当者の思い入れなんてどうでもよくて、この大事なトピックをとにかく世の中に広く届けたいです。私はこの小説を、奇跡のようだと感じていました。最初からそこにあったかのように心の中に居座る完璧なもの。ですから、まずはバイブルを再び物体として売らせていただきたかっただけであって、欲張りな願いを聞き届けていただき、今回新たな物語を見せてくださるのは、うえお先生を始めとする関係者様からファンの方への愛でしかありません。僕らが生きる理由をくれる、出版社様と先生方、物語に感謝をしています。


 

 

©うえお久光/KADOKAWA 電撃文庫刊 イラスト:綱島志朗

kiji

[関連サイト]

「芳林堂書店と、10冊」第7弾『紫色のクオリア』特設サイト

電撃文庫公式サイト

 

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紫色のクオリア (電撃文庫)

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