【レポート】アース・スターノベル10周年夏祭り『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す』スペシャルステージ

2025/08/01 イベントレポートアニメ

2025年7月19日（土）にベルサール秋葉原にて開催された「アース・スターノベル10周年夏祭り」より、『転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す』スペシャルステージの模様をお届けする。イベントにはフィーア・ルード役の若山詩音さん、ザビリア役の徳留慎乃佑さん、サヴィス・ナーヴ役の梅原裕一郎さん、シリル・サザランド役の島﨑信長さんが出演。ステージ内では2026年のアニメ放送開始が発表されたほか、ティザーPVなどの最新情報も初解禁されるなど、大いに盛り上がった。

転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す

10周年夏祭りのトリを飾る本ステージには、フィーア・ルード役の若山詩音さん、ザビリア役の徳留慎乃佑さん、サヴィス・ナーヴ役の梅原裕一郎さん、シリル・サザランド役の島﨑信長さんが登壇。本作のステージはキャスト初解禁となった「AnimeJapan 2025」以来2度目とのことだが、前回は島﨑さんがVTR出演だったこともあり、4人揃ってファンの前に立つ初の機会となった。

最初の話題は原作を初めて読んだ際の感想について。若山さんは、「フィーアが大きな力を得たにもかかわらず、力を隠さなくてはならない点に新鮮さやドキドキ感を覚えた」とのこと。徳留さんはフィーアの可愛らしさを強調し、梅原さんはフィーアと男性陣の恋愛だけに囚われない関係性の描かれ方に言及。島﨑さんは、食べ過ぎてフィーアのお腹が膨れるシーンに触れつつ、コミカルな描写も多いことから、「作品の懐の深さを感じた」と当時を振り返った。

また、各キャストが演じるキャラクターについても詳しく語られた。若山さんはフィーアを演じる際、「天真爛漫で元気な現在の姿と、大聖女らしい冷静な思考をする際の切り替えを意識している」と明かした。ドラゴンのザビリアを演じる徳留さんは、「フィーアとの関係性の中で見せる可愛らしさと、フィーアを大事にする気持ちを大切に演じている」と熱く語った。梅原さんはサヴィスを「黒竜騎士団総長や王位継承権第一位という立場ゆえのオーラがある一方で、騎士団内では気さくな一面も見せる」と評し、演じる際はギャップを意識しているとコメント。島﨑さんはシリルを「一見いい感じのお兄さんだけど執着心が垣間見える」と説明しつつ、そのバックグラウンドが今後明かされていくと示唆した。

続いて新情報解禁コーナーへ。初解禁となるティザーPVがお披露目されると、あわせて放送時期が2026年となることも発表。PVではフィーアの戦闘シーンや大聖女の力を使う場面が映し出され、キャスト陣も初めて見たという映像に感動していた。若山さんは「音楽がついて世界観がより立体的になった」と興奮を隠せない様子。島﨑さんはフィーアの瞳の美しさに着目しつつ、「彼女の意思の強さが感じられる」と語った。また、スタッフ情報も発表され、お祝いコメントも代読された。

アニメの見どころについて問われると、若山さんは「ナーヴ王国黒竜騎士団と共に！」の掛け声の迫力や、フィーアへのツッコミなどを列挙。徳留さんは沢山の魅力的なキャラクターと声優陣に注目してほしいと興奮気味にアピールした。梅原さんはフィーアのコロコロと変わる表情やセリフなどに触れ、島﨑さんは「構成やセリフ回しなどに制作陣の工夫が随所に感じられる」と感想を述べた。

最後に、キャスト陣からファンへの熱いメッセージが送られた。若山さんは制作陣みんなが愛を持って制作に取り組んでいることを強調し、「アニメ放送前に原作小説やコミカライズも読んでほしい」と呼びかけた。徳留さんもスタッフの愛情を感じると語り、「アフレコはまだ続くがより頑張ろうという気持ちになった」と決意を露わに。梅原さんも「来週からのアフレコにも気合を入れて臨む」と意気込みを明かした。島﨑さんは10周年夏祭りのトリを務められることの光栄さに触れつつ、「2026年を頑張るパワーを大聖女からもらってほしい」と願いを込め、ステージを締めくくった。

転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す