【レポート】200名のクリエイターと40名超の現役編集者が集った「第2回ライトノベルミーティング」の模様をお届け

2026年2月14日(土)に東京・浅草橋で開催された「#ラノベの仕事したい 第2回ライトノベルミーティング」の模様をお届けする。昨年8月の第1回開催の好評を受け実施された本イベント。ライトノベル総合情報サイト「ラノベニュースオンライン(株式会社Days)」主催による交流イベントは、奇しくもバレンタインデー当日の開催となった。プロやアマチュアを問わず、ライトノベルの仕事を目指す作家やライター、イラストレーター、漫画家をはじめとしたクリエイター向けの交流型イベントは、あらゆる規模を前回より2倍にアップデート。2部制はそのままに、第1部の講演イベントには約130名、第2部の交流イベントには約200名が参加した。参加者の人数が倍になっても、本イベントならではと言える熱気と活気は衰えることなく、時間いっぱいまで大きな盛り上がりを見せ続けた。本レポートではイベントの様子や参加者の声を紹介していく。

 

 

第2回ライトノベルミーティング

 

 

第1部の講演イベントには、GCノベルズ&GCN文庫編集部・編集長の伊藤正和氏、GCノベルズ&GCN文庫編集部・副編集長の川口祐清氏が登壇した。MCには前回に引き続き、ラノベニュースオンライン編集長・鈴木も登壇。ノリで決まったという「反転」をテーマに講演会は実施された。本講演では「編集者とは何者なのか?」、「出版社で編集者は何をやっているのか?」、「ライトノベルの作家になるために」、「編集者として、今思うこと」の4つのテーマを展開。編集者という存在にあらためてフォーカスをあてつつ、なかなか表には出ない数値データをもとに、貴重な話が飛び交った。伊藤氏、そして川口氏の両名の会話に耳を傾けながらメモを取る参加者の姿も非常に印象的で、中にはA4用紙数枚にわたってびっしりとメモを取られた方もいたとのこと。また、一部の話題では登壇者より「レポートや感想を書く場合はぼかしてください」というお願いが入るぶっちゃけぶりに、参加者からは「本当に貴重な講演だった」という声も多く聞こえてきた。最後の質疑応答にも多くの方が挙手を行うなど、参加者の意欲の高さをあらためて感じることができた本講演。終了後には「普段編集者が何を考えているのかを知られてよかった」、「あらためてライトノベルをビジネスとして捉えるいいきっかけになった」といった声も寄せられ、参加者の多くが自身の創作の在り方を見つめ直す貴重な機会となったようだ。

 

第2回ライトノベルミーティング

 

第2回ライトノベルミーティング

 

 

続いて第2部の交流イベントでは、出版社の編集部がブースが展開された。参加編集部は角川スニーカー文庫編集部、GA文庫&GAノベル編集部、GCノベルズ&GCN文庫編集部、SQEXノベル編集部、電撃文庫編集部、DREノベルス編集部、PASH!ブックス&PASH!文庫編集部、ファンタジア文庫編集部、モーニングスターブックス編集部、モンスター文庫&Mノベルス編集部の10編集部が参戦。前回参加した編集部に加え、新たに5つの編集部が加わった。第2回開催ではブースが整理券制となり、長時間並び続ける必要がなくなったほか、待ち時間で交流を行うことができるようになるなど、システム的な改善も随所で見られた。そういった改善の影響もあり、参加者同士の交流や情報交換を目的としたオープンスペースでは、前回以上に活発なコミュニケーションが行われていた点も印象的だったと言える。今回のイベント参加者の内訳は、作家・ライターが79%、イラストレーター・漫画家が15%、編集者・その他が6%という割合となった。イラストレーターや漫画家の参加比率が前回より10%近く上がるなど、作家視点だけでなく、イラストレーター視点でも、ライトノベル業界のイベントであるという認知の向上が見られた結果と言えそうだ。

 

第2回ライトノベルミーティング

 

 

会場のブーススペースでは、まず狙いの編集部の整理券を受け取り、待ち時間や空いている時間に他のブーススペースに回る方が多くみられた。また、今回は「ブース訪問シート」が事前に展開され、参加者が「どういった目的で、どんな話をしたいのか」が、編集部サイドも一目でわかる形式を採用。話の入りもスムーズに行われていたようである。なお、整理券が途切れた際は、編集部ブースに座る編集者もオープンスペースへと繰り出す想定だったのだが、蓋を開けてみれば、いずれの編集部ブースもイベント終了時間ギリギリまでブースに釘付け状態だったことも印象的だったと言える。ブースで直接編集者と話をした参加者からは、「非常に貴重なアドバイスをもらうことができた」や「自身の企画の足りていない部分を指摘いただいて、創作への意欲が一段と高まった」、「同じ質問を複数の編集者に聞いてみて、それぞれ違いがあったのも面白かった」、「ここまでガチだとは思わず全然準備が足りなかった。次回はしっかりと準備をして望みたい」といった声も寄せられた。来場者の中には5つの編集部を回ったという猛者もおり、各々が時間をめいっぱい使い、ひとつでも多くのものを持ち帰ろうとする姿勢と熱量が、ダイレクトに伝わってきた。このたび初参戦となり、ブース対応を行っていた編集者からは「ここまでガチなイベントだと想像していなかった」という驚きの声や、「僕らは僕らで普段はなかなか得られない大きな刺激を受けた」という声も寄せられた。

 

第2回ライトノベルミーティング

 

第2回ライトノベルミーティング

 

第2回ライトノベルミーティング

 

第2回ライトノベルミーティング

 

 

オープンスペースではクリエイター同士が楽しそうに会話をする光景があちこちで見られたほか、一般で参加した編集者のもとにも人だかりができ、熱心に話をする方も多かった。さらに作家×イラストレーター、イラストレーター×イラストレーター、イラストレーター×編集者という、前回ではなかなか見られなかった組み合わせの交流も多く見受けられたのは、第2回ならではの光景だろう。開始当初からコミュニケーションの密度も高く、開演1時間ほどで疲労困憊な様子の参加者もちらほらと……。それでも自身の整理券番号が呼ばれればブースへ足を運び、他の参加者から声をかけられれば笑顔で対応する方がほとんどで、ひとりひとりが貴重な機会を活かすべく、高い熱量をもってイベントを楽しんでいたのではなかろうか。北は北海道から南は九州と、全国から集った参加者の活気が、会場の空調機能をやや上回ったという点にも軽く触れておきたい。

 

第2回ライトノベルミーティング

 

 

第2回ライトノベルミーティングは、参加者も参加編集部も2倍の規模を目指してスタートし、無事にその目標を達成して幕を閉じた。参加者からは早くも次回開催への期待をはじめ、多くの声が寄せられている。今回参加した方はもちろん、残念ながら参加できなかった方、この記事で本イベントに興味を持った方。そしてライトノベル業界の近くにいるクリエイターや関係者も含め、この熱量と活気を直に味わう意味はきっとあるはずだ。次回開催を楽しみにすることはもちろん、本イベントをきっかけに作家と編集者が出会い、タッグを組み、ヒット作が生まれる。そんな未来を引き続き楽しみにしていきたい。

 

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