【特集】『マブラヴ ガールズガーデン 輝き始めた星々』刊行記念対談 ノベライズ担当作家・小林湖底×『マブガル』シナリオディレクター・マスヤマタケヒト
独占インタビュー「ラノベの素」。今回はエンターブレイン単行本より『マブラヴ ガールズガーデン 輝き始めた星々』の刊行を記念して、本ノベライズを担当した作家・小林湖底先生と、ゲーム『マブラヴ ガールズガーデン』のシナリオディレクターを務めるマスヤマタケヒト氏による対談をお届けします。『マブラヴ ガールズガーデン』は、マブラヴシリーズの派生作品である放置系ロールプレイングゲームとして2025年9月にサービスを開始。1周年を迎えたタイミングで、初となるノベライズを刊行します。ノベライズの内容についてはもちろん、『マブラヴ ガールズガーデン』に登場するキャラクターたちの制作秘話など、様々にお話をお聞きしました。

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【あらすじ】 目が覚めると俺はひとり、地下迷宮「メイズ」の中、全裸で巨大な怪物に襲われていた! その窮地を救ってくれたのは、MGと呼ばれる巨大人型機械に乗り、メイズ探索に来ていた個性豊かな美少女たち――ザルトゥーム学園の学生チーム「シリウスシュガー」だった。記憶喪失ながらなぜか戦術指揮に長けていた俺は、彼女たちを指揮し、無事に地上へと生還。さらには学園の生徒会長に指揮能力を見込まれ、教導指揮官としてシリウスシュガーを指導することに。だが、彼女たちは落ちこぼれの寄せ集めで……次の試合で強豪チーム「カオスメイデン」に勝てなければ全員退学という超崖っぷちにいた――!? |
――今回は『マブラヴ ガールズガーデン 輝き始めた星々』の刊行にあたり、ノベライズを担当した小林湖底先生と、『マブガル』のシナリオディレクターを務めているマスヤマタケヒト氏のお二人にご登場いただきます。よろしくお願いします。
小林:よろしくお願いします。
マスヤマ:よろしくお願いします。
――まずは、ゲーム『マブラヴ ガールズガーデン』のシナリオディレクターであるマスヤマさんより、自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
マスヤマ:『マブラヴ ガールズガーデン』のシナリオディレクターをしているマスヤマと申します。各種監修業務やシナリオライティング(リライト含む)を担当しているほか、社内のメンバーと分担してイベントエピソードやメモリーエピソード、キャラクターエピソードのプロットを作成させていただいています。他には開発プロデューサーの石渡と、キャラクターの販売戦略の立案やリリーススケジュールの策定など、多岐に携わっています。ゲームシナリオ以外では、漫画などにも携わっていたりもしますね。
――ありがとうございます。続いて小林先生は7年近く前にインタビューでご登場いただきました。デビューから作家として7周年も近づいています。あらためてこれまでを振り返っていただけますでしょうか(過去のインタビュー記事はこちら)。
小林:約7年前に『ひきこまり吸血姫の悶々』でインタビューを受けさせていただいたんですけど、本当にあっという間でしたね。とにかく執筆をする日々で、時間の経過がひたすらに早いなという印象です。『ひきこまり吸血姫の悶々』のアニメ化もありましたし、専業作家へと舵も切りました。シリーズとしての執筆を続けながら、できることはなんでもやる姿勢で、様々なシナリオ業でもお仕事をさせていただいています。基本的にお話をいただいたお仕事は、締切りさえ問題なければ引き受けさせていただいていて、本ノベライズも即決でお引き受けさせていただきました。
――小林先生はノベライズの執筆は初めてだと思うのですが、依頼の経緯はどういった流れだったのでしょうか。
小林:おっしゃる通り、ノベライズ自体は初めてになります。お話をいただいたのが今年の春頃で、別の編集部の担当さん経由でご相談をいただきました。最初に『マブガル』と聞いた時、お恥ずかしながらマブラヴシリーズについては創作人生で通ってきておらず、ほとんど知らなかったんです。一方で、『マブガル』については広告をいろいろと拝見していたこともあり、可愛い女の子がたくさん出てきて、楽しそうなゲームだなと感じていました。依頼を引き受けるにあたっては実際にゲームもプレイさせていただいたんですが、『マブガル』をプレイしてみて、原作である『マブラヴ』のオルタネイティヴも気になってしまい、そちらもプレイしましたね(笑)。
――世界観のギャップに驚いたりはしませんでしたか(笑)。
小林:そうですね(笑)。もともとの『マブラヴ』は学園から始まって、ハードな世界へ移行しますよね。『マブガル』も学園色が強く、ヒロインたちと青春ラブコメを送る。そういった雰囲気があるわけですけど、シナリオの7章あたりから雰囲気もガラリと変わって、どこか似ている部分もあると感じました。実際に両方遊んでみて、『マブガル』の方が、言葉が難しいんですけど「今風」な感じはするかなと思います。僕はゲームをあまり遊ばないタイプなんですが、放置系のゲームは時間をかけなくても楽しめるので、自分の生活スタイルに合っていると感じましたね。なので、遊び始めてからは毎日ログインしています。
マスヤマ:『マブガル』は原作である『マブラヴ』のファンの方々も大切にしながら、作品のミッションのひとつとして、新規ユーザーを取り入れていきたいという狙いがありました。なので、小林先生のリアクションが、まさに狙い通りといいますか(笑)。マブラヴシリーズを遊んだことのない方が、『マブガル』をきっかけに原作も嗜む。そういった流れを実現できたらいいなと思いながら、制作を進めています。

※『マブラヴ ガールズガーデン』キービジュアル
――あらためてノベライズを手掛けるにあたり、『マブガル』のシナリオについてはどのように感じましたか。
小林:まずシナリオの印象ですが、先ほどマブラヴシリーズには最初触れていなかったというお話をしたと思います。とはいえ『マブラヴ』はネット上で定期的に出てくる話題の作品でもあるわけですよね。とにかく残酷でハードなイメージを持っていたので、『マブガル』も「もしかしたら……」という気持ちがありました。ただ、実際にプレイしてみるとそんなことはなく、非常にとっつきやすいイメージでしたね。女の子キャラもいっぱいでてきて、楽しいストーリーだなと。ゲームのプロローグから1章は、解散寸前のチームが指揮官に指導され、格上のチームを下剋上するという王道のストーリーで、読んでいて熱いなと思いました。
マスヤマ:ありがとうございます。嬉しいですね。
小林:そして一通りプレイしたのち、どういった方向性で執筆をしようかと考え、2本のプロットを提出させていただきました。ひとつが書籍化している現在の形なのですが、ゲームのプロローグから第1章を中心にノベライズする案ですね。もうひとつがカオスメイデンの面々が指揮官を攫ってという、お馴染みの流れから、シリウスシュガーのメンバーと指揮官を取り合うラブコメ要素を盛り込んだ、全編通して楽しい雰囲気のものを考えていました。ただ、今回は『マブガル』の1周年ということもあったので、前者の案を採用する形で進めることになりました。
マスヤマ:最終的にシリウスシュガーをメインとしたエピソードを選んでいただいたのは、非常にありがたいなと思っています。やはりノベライズから作品に入ってこられるお客様もいると思うので、作品の雰囲気を感じてもらえるいいノベライズになったと思います。今回は採用されなかったというカオスメイデンのお話も、あらすじを聞いて頭の中に光景が浮かんできたので、いち個人として純粋に読んでみたいと感じました(笑)。
小林:マスヤマさんのおっしゃる通り、ノベライズから入る方もいると思うので、そういった方にわかりやすいように伝えようと思いました。そもそも第1章のシナリオが本当に完成されていて、とてもいい物語だったんですよ。なので、なるべく改変は行わず、雰囲気をそのまま伝えられるよう心掛けて執筆しました。今作に関しては何かを足し過ぎたり、削り過ぎたりしてしまうと、違うものになってしまう気がしたので、かなり気を付けました。もちろん小説ならではの表現、文章化する上で変更せざるを得ない箇所はありましたが、基本的には原作のシナリオに則った形になっていると思います。

※ノベライズではチーム「シリウスシュガー」の物語が描かれる
――ゲームのシナリオをけん引してきたマスヤマさんは、ノベライズ化にはどのような印象を持たれましたか。
マスヤマ:もともと私がオタクになったのはライトノベルからで、高校時代もライトノベルを読み漁っていたんですよ。なので、ライトノベルで出版するというお話を聞いた時は、「おっ!」となりましたし、嬉しかったですよね。『マブガル』はゲームなんですけど、いろんな媒体に展開すればするほど、ゲームはしないけどほかの媒体は読むといった方々にも刺していけるので、本当にありがたいなと思います。
――ちなみにゲームの第1章は「桃園める」と「鳴滝七彩」のどちらか一方のルートしか選択できないシーンが出てきますよね。ノベライズでは「桃園める」のルートが選択されていたと思うのですが、小林先生に選択権はあったのでしょうか。
小林:選択権の有無は置いておくとして、一番の理由は自分が『マブガル』をプレイした時に「桃園める」のルートを選択したからですね(笑)。
一同:――(笑)。
小林:それと個人的には、『マブガル』と聞いてパッと出てくるキャラクターが「桃園める」という印象も強かったです。一応「鳴滝七彩」ルートのシナリオもいただいたんですけど、ゲームを見ながら作業をしていたので、「桃園める」ルートの方がやりやすかったというのもあると思います。
マスヤマ:もしゲームで「鳴滝七彩」ルートを選んでいたら、ノベライズもそうなっていたかもしれませんね(笑)。
小林:その可能性もあったかもしれません(笑)。
――続いてお二人にそれぞれお聞きしたいのですが、チーム「シリウスシュガー」で最も印象的だと感じているキャラクターを教えてください。
小林:5人とも好きなんですけど、推しは月ヶ瀬ちゆるです。彼女の頭がいいのにふざけている感じだったり、テストの成績が悪かったり、いろんなギャップがあると思うんです。シナリオを作るという視点から見ても、トラブルメーカー的な立ち位置でもありますし、導入を作りやすいキャラクターだなと思います。今回、メモリーシナリオやSSも書かせていただいているんですけど、ちゆるには活躍してもらっています。とても好きなキャラクターですね。

※小林湖底先生がイチオシのキャラクター・月ヶ瀬ちゆる
マスヤマ:ちゆるはユーザーからの人気もありますね。基本的に最初に登場するチームは、プレイヤーの印象に残りやすいというのもあります。「シリウスシュガー」に出てくるメンバーは全員、ユーザーの方々に受け入れられていると思います。私も全員好きという前提ではありますが、最初のヒロインこと、桃園めるがお気に入りではありますね。最初にユーザーが仲良くなるヒロインは、どの作品においても人気になりやすい傾向があります。好意の返報性を意識し、意図的にさらなる人気が出るよう、シナリオでの言動を全部設計してるんです。なので、適当にしゃべっているようでそうじゃなかったりするんですよ(笑)。ひとつひとつ、ユーザーがめるちゃんを好きになってもらえるよう意識しながら描いています。結果、ユーザーからもトップクラスで支持をいただけているキャラクターかなと思います。

※マスヤマタケヒト氏がイチオシのキャラクター・桃園める
小林:キャラクターの設計のお話は初めてうかがったんですけど、本当にすごいなと思いますね。自分自身も勉強になるというか。
マスヤマ:恐れ入ります。
小林:あんなにキャラクターがいるのに、それをすべて管理しているってことですか?
マスヤマ:そうですね。なかなか100%設計通りにいくかというとそうではないんですけど、キャラクターを作る時に「どういう体験でユーザーはこのキャラクターを好きになるか」、その体験から逆算をして動かしているところはあります。キャラクター設定原案はハサマ先生に作っていただいています。それを社内でどう売るかを設計し、設計した体験部分のゴールから逆算を行い、見せ方や売り方を決めています。それはゲームの中だけでなく、たとえばDiscordを用いた施策もいろいろやらせていただきました。ゲーム外も含めて戦略の提案をしています。これらは私だけというよりも、プロデューサーの石渡とも連携して練っています。
――キャラクターの設計はあるとはいえ、ライトノベルではよく「キャラクターが勝手に動き出す」という話も珍しくないのですが、そういったことはないんですか。
マスヤマ:そういったお話は私もよく聞きますし、実際頭の中でもキャラクター像が出来上がった結果、勝手にしゃべりだしたり、あちこち行ったりするということはあります。ただ、その行動範囲と最初に決めた『体験』を振り返り、矛盾していないかどうかをひとつひとつ照らし合わせているんです。自由に動きはするものの、自由に動く幅を決めて制作している感じでしょうか。
小林:ライトノベルではすべてを無視するわけではないですけど、「こうしたほうが面白い」に振っちゃうことの方が多い印象はありますね。ゲームではそういった管理をしっかりしているんですね。
マスヤマ:でもライトノベルもそういったところを管理されているんじゃないかって感じることは多いですよ。自分は敢えて言語化しないとできないだけで、作家のみなさんは無意識や感性で、自然とこなされているんじゃないかなと。
小林:もちろん基本的にキャラクターには軸がありますけど、物語が進むと成長するし、考え方も少しずつ変化していくわけじゃないですか。そういった時に、行動ルールからちょっと逸脱することや、面白いエピソードに繋がることが少なくないんですよ。最初のがっちり固めた設定を守りつつも、時には破るという感覚で執筆することが多いかもしれません。
マスヤマ:もちろんゲームでも破ることはあります。たとえば最初の体験を設定して、実現はしていてもユーザーのリアクションがよくない時ですね。そういった場合はテコ入れとして、別の体験を足してみようとか、ちょっと体験――ゴールの方針を少し変えてみようとか、再検討する機会もあります。ただ、今までの路線を気に入ってくださっているユーザーさんも大切にしないといけないので、もちろんなんでも変えていいわけではないですけど、たまに起こるという感じです。
小林:シナリオに関してはユーザーの声を聴きながら調整や制作をされているんですか。
マスヤマ:そうですね。大きくブレない範囲で、なるべくユーザーの声を大事にして制作を進めています。
――ノベライズについてですが、ベースはゲームのシナリオだと思いますが、書き下ろしのオリジナルストーリーも含まれていますよね。カオスメイデンとのMG公式戦後、シリウスシュガーが勝利した後の時間軸だったと思います。
小林:そうですね。まずゲームの1章をベースに執筆が決まった時に、書籍化するにあたっての文字数が足りなかったので、何かしらエピソードを追加しなければいけませんでした。これは開発さんからアイデアをいただいた部分でもあって、シリウスシュガーがカオスメイデンを倒して、ゲームの2章までの間に成長した姿を見せる場があったらいいのでは、という内容でした。その提案をベースにシリウスシュガーが強くなり、新しいライバルと戦う姿を見せられたらいいんじゃないかなと考えました。ただ、既存のチームやキャラクターと戦う場合、ゲームのシナリオと齟齬が生まれる可能性もあったので、名前のないモブチームと戦うことにしたんです。それこそ最初は、名前もチーム名も設定するつもりはなかったんですけど「チーム名やキャラクター名を考える場合は連絡してほしい」という指示をいただいたことで、逆に考えた方がいいのかなと思ったんです(笑)。とはいえ、モブキャラなので、シリウスシュガーのメンバーを喰ってしまってもいけないわけです。強キャラにし過ぎず、目立たせすぎない。チーム「ホワイトギア」と方波見かなみはそのあたりを意識して登場させました。
マスヤマ:加筆部分を最初に拝読した際、すごく作品の世界観に馴染んでいるなと感じました(笑)。ゲームでも個性強めなモブキャラが登場したりしますが、モブにもそれぞれ人生があって大事にしてきたものがあると思うんです。そういう意味でも方波見かなみには「これはマブガルのモブだ」という感覚を強く感じました。逆にこの子を主役に、ひとつの物語も作れそうだなって思いましたよね。
小林:それを聞いて安心しました。ちょっと踏み込み過ぎてしまったんじゃないかっていう思いも頭の片隅にあったので(笑)。
マスヤマ:全然そんなことないです!本当に方波見かなみで1本シナリオが作れるんじゃないかと思ったので、ゲームのユーザーさんもぜひノベライズを手に取ってほしいなって思いました。
――方波見かなみで1本エピソードを作れそうだというお話もありましたが、ゲームへの逆輸入の可能性はあったりするのでしょうか。
マスヤマ:正直、ゼロとは言わないです。魅力的なキャラクターがあれば、作品に取り入れていくっていう方針もあると思いますし。もちろんユーザーさんや読者さんの反応次第の部分もありますけど、可能性はあるんじゃないかなと。こんな風に自分は好き勝手に言っていますが、最終判断は石渡になると思います(笑)。
一同:――(笑)。
――ではあらためて、ノベライズの見どころとゲームとしての『マブガル』の見どころをそれぞれ教えてください。
小林:ゲームを既に遊んでいる方は、原作となるべく同じ雰囲気で、シナリオ通りに楽しむことができるノベライズになっていると思います。セリフなどの細かな調整や、終盤のオリジナルエピソードもあるので、ゲームのシナリオを知っている方でも手に取っていただけたらなと思います。ノベライズから新規で入ってくださる方もいると思うんですけど、『マブガル』の可愛さや格好良さを詰め込んだつもりなので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
マスヤマ:ノベライズについて一言で申し上げますと、『マブガル』の良いところを再現いただいているなと。『マブガル』の見どころとしては、世界観を構築いただいているタシロハヤト先生、メインシナリオのプロットを担当していただいている永田るいす先生が醸し出す、マブラヴ感やSFテイスト、『マブラヴ』EXTRA編のような学園青春ストーリーが強みです。そういった空気感を小林先生には素晴らしく再現いただいています。シリウスシュガーの結成からオリジナルエピソードも加わり、1冊の書籍で、原作1章と+αを体験できるのは魅力だと思います。たくさんのエピソードがぎゅっと凝縮される、ライトノベルという媒体の魅力ですね。ゲーム版での体験を別の媒体で体験できる、必読の1冊かと思います。


※イラストレーター・TEDDY先生のノベライズ描き下ろしイラストも必見
――ちなみに『マブガル』のノベライズシリーズは今後も続く可能性はあるのでしょうか。
マスヤマ:願望を言えば続けたいですよね(笑)。本作はイベントシナリオにもかなり力を入れていまして、読み応えのある、ユーザーさんを飽きさせないシナリオ制作を意識しています。ヒロイン達を生き生きと可愛らしく描くことに特化したものから、テーマ性を重視したストーリーまで、セリフ1つ1つにこだわり、幅広い楽しみ方を用意しています。なので、メインシナリオだけじゃなく、そういったエピソードもノベライズで短編集になったりすると、すごくいいんじゃないかなと思っています。ノベライズは可能性の宝庫だと思っているので、幅を広げていげたらいいなと!特に自分が本編プロットから担当した中でもお気に入りな『アマツ混沌温泉物語』や『Show in the Snow』、『あなたの隣を歩けたら』あたりは、ノベルでも読みたいですね!
小林:メモリーシナリオやイベントシナリオも、面白いシナリオが本当に多いんですよ。ぜひノベライズとかありましたら、よろしくお願いします(笑)。
マスヤマ:こちらこそぜひ(笑)。そう言っていただけるとすごく嬉しいです。
――それでは最後にそれぞれメッセージをお願いします。
マスヤマ:『マブガル』を遊んでいただいているユーザーの皆様に、まずお礼を。いつも遊んでいただいてありがとうございます。『マブガル』はちょうど第1部がエピローグまで出て、一旦着地をしました。これから第2部に向けて、世界観を作ってくださっているタシロハヤト先生や永田るいす先生と連携して、より深みのある世界が展開されていくと思いますので、引き続きご期待いただければと思います。
小林:今回ノベライズを執筆するにあたって、店舗特典として3つのSSを書かせていただきました。ひとつがめるとラミとクレーンゲームをするお話です。原作のシナリオにもあったクレーンゲームのエピソードを拾う感じで、クレーンゲーム勝負で盛り上がる様子をコミカルに仕上げさせていただきました。もうひとつは、ちゆるの部室が爆発してそれを片付けるというお話です。ちゆるのトラブルメーカー的な性格を活かして書かせていただきました。最後もちゆる発でトラブルが発生し、部室封鎖を言い渡した生徒会長をいかに懐柔するかを描いたエピソードになっています。それぞれのSSもぜひ楽しんでいただければと思います。僕自身もいちユーザーとして、引き続き『マブガル』を楽しんでいこうと思います。
――本日はありがとうございました。
<了>
『マブラヴ ガールズガーデン』初のノベライズ刊行を記念して行われた対談では、ノベライズのシリーズ化や他媒体で登場したキャラクターの逆輸入など、その可能性は開発プロデューサーからも否定はされなかった。ユーザーの声が『マブラヴ ガールズガーデン』の新たな未来を切り拓く、その一歩になるかもしれない『マブラヴ ガールズガーデン 輝き始めた星々』。小説版とゲーム版をぜひ一緒に楽しんでもらいたい。
<取材・文:ラノベニュースオンライン編集長・鈴木>
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©小林湖底/KADOKAWA エンターブレイン刊 イラスト:TEDDY

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